ふるさと塾:第9回講座

 2024年11月6日(水)に第9回講座が川越市立中央図書館3F視聴覚室において実施されました。
 講師の大野政己氏は昭和28年に地元川越市に生まれ、昭和52年中央大学文学部史学科を卒業後、川越市役所に就職。昭和63年博物館準備室に異動され、平成2年博物館勤務、平成21年博物館館長の要職に就かれました。
 午前の講演は「(歴史と文化)川越城と本丸御殿」をテーマとした内容で、①川越城の築城  ② 後北条氏時代の川越城  ③ 小田原合戦による川越城の開城 ④ 江戸時代の川越城  ⑤ 弘化3年(1846)の二の丸焼失と嘉永元年(1848)本丸御殿の造営 ⑥ 廃城―明治時代以降の川越城の順に、川越城にかかわる歴史的経緯や時代々の様子を丁寧に解説していただきました。
 午後の現地学習では、川越市立博物館ボランティアガイドの入江様、金子様、幅様、檜山様の4名の案内で、「川越城本丸御殿」・「三芳野神社」・「中の門堀跡」を見学しました。6班編成の受講生を1組と2組の2グループに分け、それぞれのグループに2名ずつボランティアガイドの皆さんに就いてもらい、「本丸御殿」・「三芳野神社」・「中の門堀跡」をそれぞれ順路を違えて案内と解説をしていただきました。最終見学地の「中の門堀跡」に受講生が集合し、振り返り等会場の「拾人部屋」へ移動して「振り返り」や事務連絡を済ませ、約1時間40分の現地学習を終了しました。
 今回の講座を受けての受講生の皆さんからの感想として「川越城の築城に始まり当時の時代背景や歴史に触れることができ、3か所の現地学習もあり大変勉強になった。」との感想が寄せられました。