2024年度ふるさと塾:第4回講座
川越祭りを町衆の取組みと川越氷川神社の祭礼の両面から学ぶ
9月4日(水) 2024年度ふるさと塾第4回講座が開催されました。 「川越のまつり」をテーマとし、川越祭や川越氷川神社の祭礼を理解し、川越への愛着を育むことが目的です。
午前は川越市立中央図書館の視聴覚ホールにおいて、「川越祭りのすべて」の著者、谷澤勇講師の講義です。川越祭りについてのクイズを皮切りに、川越祭の歴史、概要、現状と今後についてお話しいただきました。
特に印象に残ったのは山車のタペストリー(織物)の話、祇園祭など他の祭りとの比較、「小江戸」の由来など、なかなか聞けない話をとても興味深く聞くことができました。休憩時間も費やしての熱心な講義に頭が下がるばかりです。
午後は川越氷川神社の氷川会館に会場を移し、山田禎久宮司による講義です。真新しい会館で班ごとに丸テーブルに座っての受講です。映像を使って川越氷川神社の由来、神幸祭山車行事の歴史などをわかりやすく説明いただきました。
講義の後は、お祓いをしていただき本殿を見学しました。本殿は氏子十ヶ町の山車の人形を主題とした彫刻が配置されており、内容は源義家・頼朝・牛若丸などに因んだものです。それぞれにまつわる話を説明いただきました。このほか、経験により神職の装束が異なっていくこと、”白”がもっとも穢れの無い色であることなど、中々聞けないお話がありました。
講座終了後の受講生の振り返りでは、「自分は本当にいい街に住んでいると思った」、「祭りの意味を知ることができた」などの声があり、好評のうちに講座が終了しました。