史跡めぐりクラブ:2024年2月
東京都庁展望台から東京オペラシティへ
JR新宿駅から動く歩道で東京都庁へ。展望室専用エレベーターで45階の南展望室に直行。幸い天気に恵まれ、眼下に新宿の高層ビル街、少し遠くに都心のビル街・新宿御苑・明治神宮の杜などなど、遥か遠くには奥多摩の山々が一望の下に広がります(富士山が見えなかったのが少し残念!)。外人客も多く、色々な言葉が飛び交っていました。展望室を下り、職員食堂で早めの昼食をいただきました。
昼食の後は、都庁近くの新宿住友ビル33階にある平和祈念展示資料館を訪れました。この資料館は、終戦後のシベリア抑留者や海外からの引き揚げ者の生活などに焦点を当てた資料や映像などを展示しています。新宿住友ビルは三角形の高層ビルで、地上から最上階まで中心部が吹き抜けになっており、33階から見下ろしても、地上から見上げても圧巻です。
平和祈念展示資料館の後は、新宿中央公園を散策しながら、十二社 (じゅうにそう)熊野神社に移動。室町時代に紀伊国から来て中野一帯を開拓し、中野長者と呼ばれた鈴木九郎が、郷土の熊野三山の十二所権現を勧請してまつったのが起源とされています。江戸時代は境内は広く、複数の池や滝があり江戸西郊の景勝地で、芝居や浮世絵にも登場しています。昭和30年代までは料亭が賑わいを見せていましたが、昭和43年に埋め立てられ、昔の面影はありません。
十二社熊野神社から東京オペラシティまで、再び新宿中央公園を散策しながらの移動。東京オペラシティと新国立劇場のホール入口を見学したのち解散。都営新宿線初台駅から帰途につきました。幸い天気に恵まれ、大都会新宿の意外な一面に触れた一日でした。